父親の小さなキッカケ〜numaパパのイエシゴト〜

沼津では、若い方に多様な働き方・暮らし方ができる地域となるよう、様々な取り組みが行われている。

その取り組みの一つに、沼津市子育て支援課の「numaパパのイエシゴト」がある。
3回からなるこのプログラム、1回目が11月3日に行われ、NPO法人ファザーリング・ジャパンの安藤さんのワークショップが行われた。

テーマは、「パパ・ママ一緒にハッピー家事&育児」。
父親が育児に関わることは、母親の育児ストレスが軽減され家庭が円満になる。
しかし男性の子育ての現状は課題も多い。
安藤さんは父親が変われば、家庭が変わり、地域が変わる。
そして、社会が変わると提案された。

現代の父親に必要なパパ力は、ママを支える事、そしてパパ友をつくる事のようだ。
そのためには父親であることを楽しもう!
と、ご自分の経験も踏まえ、お話をされた。

楽しむための方法は家事にもある。
洗濯、皿洗い、掃除、ゴミ捨て、料理・・・
各家庭、夫婦の分担バランスで試行錯誤されているはず。

“カジメン”と力まなくても、空いた時間やちょっとの時間を作り、家事や育児を楽しむ。
例えば、食卓にさらっと料理を出すとママは喜び、美味しい料理にお子さんも喜ぶはずだ。

というわけで、numaパパのイエシゴトでは、この地域の食材を使った料理教室を行う事になった。

2回目となる12月5日、門池地区センターで「ママが喜ぶ休日ブランチ」というテーマで料理教室が行われた。

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講師は料理家の栗原友さん。
ご主人が営む築地の水産会社に勤務をするかたわら、旅で出会った世界の料理を簡単にアレンジし、料理教室や雑誌で紹介している。

“厳しく愛を込めて旦那さんに教える感じで!”
と栗原さんのレッスンは始まった。

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お品書きは、サバを使ったチュニジアの料理をアレンジした「ブリック」、フルーツを使ったサラダ、人参のポタージュ。

ポイントは「ちょっと俺、作るよ」と、さりげなくオシャレ風に自慢できる料理。

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参加者は16人の方。
市のホームページや保育所などで配布されたチラシを見た奥さんから勧められて参加された方が多かったようだ。

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あまり料理をした事のない参加者のみなさん。
こんなことができたら奥さんが喜ぶ、というポイントも教えていただくが、はじめは不安そうな方が多かった。

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食材は沼津近郊で収穫された人参やセロリなどの野菜、
魚は沼津魚仲買商協同組合から提供された、沼津で水揚げされたサバなど、地元の食材が使われた。

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「サラダは柿を入れるのがポイント」「サニーレタスは手でちぎって」「無農薬のお野菜なので人参の葉っぱも入れましょう」…
一つ一つカタチになっていくと笑顔が出始めた。

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今回、魚を捌いたことのある方は1人だった。

築地で水産業に携わる栗原先生は、魚を食べることの普及活動も料理教室を通じて行う。

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サバは、特に鮮度が重要だ。

沼津港の水揚げは8割がサバ。
水揚げされた日の食卓にサバが並ぶ。
生産地とのダイレクトさはこの地域の魅力の一つでもある。

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チュニジア風餃子。
余った魚があったり、余ったお肉があったらできるので、とても便利なメニュー。
サバ、チーズ、卵の組み合わせは美味!

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料理を終えると
「魚をさばく体験が無く、料理もほとんど作らないので、今日は大変良い時間になった」
などの声が聞こえた。

参加者のみなさんは、捌いた鯖をお土産で持ち帰った。
多くの方たちはこの鯖を使い夕食を作り、土産話で食卓が盛り上がったはずだ。

人口減少が大きな問題となる沼津。
市は子育てしやすい環境を整えることを始めている。

制度、施設などもそうだが、
この沼津の山・川・海・街・食を育児に活かすキッカケが父親にも多くあると、子どもと共に大人も豊かな経験を得ることになり沼津らいしいライフスタイルを楽しめるにちがいない。

「沼津港でサバがたくさん獲れたから、今日はお父さんあの料理を作るね」
きっとそんな一言から、お子さんの笑顔、そしてお母さんに笑顔が生まれ、
その輪が広がっていくと子育てのしやすい地域にまた一歩近づいていくはずだ。

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【次回 ▶︎2回目】
パパだってできる!アジフライと和食
(講師 栗原友さん)

日時:2016 1月23日(土)
場所:門池地区センター
11:00~15:00
定員:16名
参加費:無料(材料費のみ実費徴収する場合があります)
持ち物:文化包丁・胸まであるエプロン・持ち帰り用容器・保冷剤

お申込み・お問い合わせ
沼津市子育て支援課
Tel:055-934-4826
Fax:055-934-0345

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