食堂からカフェに想いをつなげて~Cafe&Gallery Fran~
沼津駅北口から徒歩5分。
ビルの2階。
エレベータを降りると真っ白な廊下が現れる。
どこか昔懐かしい学校の廊下のよう。
中に入ると奥にギャラリー、
真ん中に雑貨、そして窓側にカフェスペースが広がる。
真っ白な壁にコンクリートの床。そこにあたたかな明るい木の家具が並ぶ。
窓から差し込む光も心地よい。
まるで北欧のカフェに来たような錯覚に陥る。
机の上には小さな花がそれぞれ置いてあり、
床にドライフラワーや動物の置物、壁には絵。
気付きにくいところまできめ細やかさが光る。
ここは、2人の姉妹が運営している。
両親の持っていたビル。
証券会社が入っていたのだが退去した。
そのスペースがもったいない。
空きスペースの有効活用にギャラリーをやってみようということになり、
それだったらお茶をするスペースも!ということで今の形になった。
ただの雑多な事務所は素敵な場所へ。
3つの顔を持つお店。
もともと雑貨が好きだった姉の加藤睦美さんが雑貨や洋服などをセレクト。
妹の今野智子さんはコーヒー修行に出た。
妹の智子さんにお話しを伺った。
ここはお茶だけでなくランチやカレー、パスタなどのご飯を楽しむこともできる。
おいしいものだけを出したい。グルメなお二人、素材にもこだわり
パスタは淡路島のものを使用している。
というのも実はここでご両親が40数年食堂をやっていたのだ。
70歳近くになり両親は引退した。
その姿を見て育った二人。
“ちょっとカフェごはんって感じよりも定食に近いのかしらね”
と。ボリューム満点で、しっかりとした味はオシャレな空間と相まってほっと癒される。
今もお母さんも一緒にキッチンに立っている。
お母さんのこだわりがちゃんと引きがれた味は
若い人からご年配の方まで引き付ける。
それまではそれぞれお堅いところで仕事をしてた。
“楽しいことを好きなことを仕事にしてみたいと思ったの
母は料理が好き。その仕事をしてる姿をずっと見てたから。
大好きなことを仕事にできることは幸せ、もちろんそれには努力も必要だけどね”
取材に行ったこの日はちょうど智子さんは雑貨の買い付けに出ていた。
“ここって決まりがないのでなんでも対応がきくのがいいところかな”
だからいろいろな人とつ繋がってお店ができていっている。
ギャラリーで個展が開かれかれたり、
その中で、お店に作品を置くようになったり
お客さんの提案で新しい企画が出来たりするそう。
12月にオープンしたばかりのCafe&Gallery Fran。
未来はどうなるのか、誰もがその一つのつながりになれるような場所だった。
≪Cafe&Gallery Fran≫
沼津市高島町3-4 加藤ビル2F
TEL:055-941-7338
http://fran0511.jimdo.com/
初めてコメントいたします。
雑貨の仕入れに出ておりましたので、取材を受けたことはきいておりましたが、こんな風にブログに
載せて頂き、嬉しかったです。
ありがとうございました。