眼鏡と共に127年~ヤシロメガネ~
メガネの販売を始めて127年、上土商店街に店を構えたのが明治20年という老舗ヤシロメガネ。
江戸時代は桶屋だったというから商店としてのその長い歴史に驚く。
現在、店を引き継いでいるのは4代目となる八代泉さん。
もともとは東京の百貨店に勤めていた八代さん、メガネのことは何もわからなかったそうだ。
“東京から沼津に戻ってきたとき、父と兄がいろいろと教えてくれました。あとは眼鏡の学校に通いました。やっぱり専門的にやるのであれば学校に行ったほうがいいかなと思いまして”
専門学校で2年間学んだ八代さんは日本眼鏡技術者協会の最上級資格であるSSS級認定眼鏡士に全国3人目の合格者として登録される。
メガネの専門職として学んだ知識や経験がメガネに対する絶対的な自信に繋がる。
そんな自信がトレードマークともなっている髪型に表れる。
自らが前面に出て注目を浴びることにより、仕事に対して責任感が湧くそうだ。
“この髪型にして10年経つんですけど、目立つでしょ?だから、いい加減な仕事はできないんです。あとはお客様が緊張しないようにというのもあるんです”
初めてヤシロメガネを訪れる方が緊張しないようにすることは正確な視力を測定するうえでも必要なことだと八代さんは言う。普段のリラックスした状態でないと最適なメガネを作ることは難しいとのことだ。
全ては良いメガネを作るために。ヤシロメガネにはそんな想いが詰まっている。
常用メガネの寿命は5~7年ともいわれる。
その都度、適切な視力測定、使用目的やライフスタイルにあったレンズ選定、フレーム選び、フィッティング調整など専門的で複雑な技術が必要となる。
だからこそ、メガネ作りは確かな技術を持つ信頼できるプロに任せたい。
“お客様とは長い付き合いになります。自分が生まれる前から通っていただいている方もいます。メガネとは、その方にとって人生の一部なんです”
メガネのことなら任せてください、笑顔でそう語る八代さんのプロとしての責任感、メガネに対する情熱を感じずにはいられない。
≪ヤシロメガネ≫
沼津市上土町44
TEL:055-962-0896
http://846.co.jp/index.htm