“ものを育ててください”
小野さんが商品を買った人に必ず伝えるこの言葉。

プラスチックなどとは違って銅と真鍮は使いながら
どんどん変化していく。

色や形、使いながらどんどん自分らしい表情をみせてくれる。
いつまでたっても飽きないのが小野さんのプロダクトだ。

小野銅工店03

おじいさんのころから
神社の飾りなどを作る銅細工の職人の家系に生まれた。
時代の移り変わりとともにだんだん仕事が減ってきた。
その中でもっとやれることはないかと日々探していた。

そんな時、美術館で金で作られたコップをみた。
これなら銅や真鍮でも作れると思ったのがきっかけで趣味でまずはスプーンを作った。
そしていろいろなものをつくるようになった。

小野銅工店_01

それを見た娘さんからクラフトフェアへの出店をすすめられ
販売するようになった。

小野さんの熟練の技と柔軟性。

ロットンでも売れ筋商品である
おろし金スプーンは
最初はおろし金だけだったが、お客さんの声をきいてスプーンの形に変えた。

小野銅工店02

かわいらしい都道府県の形をしたバッジも
行くところ行くところで増えていく。

さらに子供たちにむけてワークショップも始めた。
“初めはできないかもと。。。という子供たちも出来上がると飛び上がって喜ぶ、
その姿をみるのがとてもうれしい”
とやさしく答える小野さん。
銅や真鍮を作ることに触れるチャンスはなかなかない。

小野銅工店04

子供のころからものづくりに触れること。
“育つ”プロダクトに触れること。
それは特別な体験。

大人も子供も“ものを大切にする”
当たり前のことを思い出させてくれるような小野さんのプロダクト。

一つ一つ手作りで形が違う小野さんのプロダクト。

“それもご愛嬌で”と小野さん。

ひとつひとつ丁寧に、全く違う表情は
自分にしかないお気に入りの一つに出会える。

スプーン一つ。
他の人にとってはなんでもないかもしれない。

でも丁寧に使うことによって
数年後、一緒に年をとり、一緒に素敵な瞬間を共にする。
もしかしたら落ち込んだときにあったかいコーヒーと一緒にそばにいてくれるかもしれない。

“ものと一緒に育つこと楽しんでください”
小野さんの言葉はそんな風にも聞こえる。

≪小野銅工店≫
沼津市真砂町19-4
TEL:055-963-1205

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